久々にLinuxネタを
RedHat系は仕事で、Debian系は私用でよく使っていたのだけど
今更ながらランレベルに関して両ディストリで違う仕様になっているのに気づいた。
Debian系
0 = 停止
1 = シングルユーザーモード
2 = マルチユーザーモード(X起動)
3 = 2に同じ
4 = 2に同じ
5 = 2に同じ
6 = 再起動
RedHat系
0 - 停止
1 - シングルユーザー
2 - 未使用/ユーザー定義可能
3 - マルチユーザー、コンソールログインのみ
4 - 未使用/ユーザー定義可能
5 - ランレベル 3 + Xディスプレイマネージャ起動
6 - リブート
なのでDebianの場合、RedHatと同じようにCUIのみでマルチログインさせるべく
ランレベルを3にしただけではXが起動してしまうので、あれ?という事態になる。
Debianの場合はランレベルに応じたディレクトリ(rc1.d~rc6.d)内の
起動スクリプトを削除するなりして、Xの起動を止めないといけないのである。
ついでに他のディストリ&OSのランレベルの定義をのせておく
Slackware
0 - 停止
1 - シングル
2 - マルチユーザー(Xディスプレイマネージャ無)
3 - マルチユーザー(Xディスプレイマネージャ無)
4 - マルチユーザー(Xディスプレイマネージャ有)
5 - 未使用/ユーザー定義可能
6 - リブート
Gentoo Linux
0 - 停止
1 - シングル
2 - マルチユーザー、ネットワーク無し
3 - マルチユーザー、ネットワーク+Xディスプレイマネージャ
4 - ランレベル 3 と同じ
5 - ランレベル 3 と同じ
6 - リブート
Solaris
0 - オペレーティングシステムを停止。SPARCの場合、OpenBootのプロンプトに移行
S - シングルユーザー、root ファイルシステムのみマウント(リードオンリー)
1 - シングルユーザー、全ローカルファイルシステムをマウント(リード/ライト)
2 - マルチユーザー、ほとんどのデーモンを起動
3 - マルチユーザー、ランレベル 2 の動作に加えて、ファイルシステムのエクスポート、その他のネットワークサービスを起動
4 - 予備のマルチユーザーモード。ユーザー定義
5 - シャットダウンし、ハードウェアがサポートしていれば電源を切る。
6 - リブート
HP-UX
0 - システム停止
S - シングルユーザー、コンソールのみ起動、root ファイルシステムのみをマウント(リードオンリー)
s - シングルユーザー、S とほぼ同じだが、現在の端末がコンソールとなる。
1 - シングルユーザー、全ローカルファイルシステムをマウント(リード/ライト)
2 - マルチユーザー、ほとんどのデーモンと Common Desktop Environment を起動
3 - マルチユーザー、2 に加えて、NFS のエクスポートを行う。
4 - マルチユーザー、CDE ではなく VUE を起動
5 - ユーザー定義
6 - ユーザー定義